2011年3月17日木曜日

浜渦正志氏と黒田亜樹さんのトークセッションも行われた

 7月21日,スクウェア?エニックスから発売中のPlayStation 3用ソフト「ファイナルファンタジーXIII」のゲーム楽曲をピアノ?アレンジしたCD,「ピアノ?コレクションズ ファイナルファンタジーXIII」が発売された(関連記事)。
 そして8月28日,同CDの発売を記念して,「ピアノ?コレクションズ ファイナルファンタジーXIII」発売記念イベントが,都内にある新宿アイランドホールにて開催。当日はFFXIIIの楽曲を担当した,作曲家の浜渦正志氏とピアニストの黒田亜樹さんが登場し,FFXIIIのサウンドに関する制作秘話を披露。さらに,黒田亜樹さんによる生演奏も行われた。本稿では当日の模様をお伝えしていこう。

「ファイナルファンタジーXIII」公式サイト


 発売記念イベントは定刻どおりにスタート。会場がゆっくりと暗転し,静寂のなかから黒田亜樹さんが登場すると,まずはFFXIIIの代表曲の一つである「FINAL FANTASY XIII ?誓い?」を演奏した。


 演奏が終わると,黒田さんの熱演に対して,イベント参加者達から惜しげもない拍手の嵐が巻き起こった。そんな興奮冷めやらぬ中,続いて作曲家の浜渦正志氏が登場。浜渦氏によると,黒田さんは「FINAL FANTASY X ピアノコレクション」の制作にも参加していたらしく,そのときの黒田さんの演奏に大きな感銘を受け,いつかまた黒田さんと仕事がしたいと思っていたのだという。そんなトークを挟んだあとは,「ライトニングのテーマ ? 閃光」と「ファングのテーマ」が2曲続けて披露された。

 ここで黒田さんは,「何年かぶりに浜渦さんと再開して,あれよこれよという間にイベントの話が進んで……。今でもちょっと信じられない気持ちです。どういう方達がこのCDを買ってくれているのか,いまいち分からなかったので,今日皆さんのお顔が見られるのを楽しみにしていました」と笑顔でコメント。会場が和やかなムードに包まれたところで,「ヴァニラのテーマ -優しい思い出- 帰郷」を演奏した。


ミラノでの写真を見ながらレコーディング時の様子を語る浜渦氏と黒田さん
 ここからは黒田さんと浜渦氏によるトークセッションへ。まず浜渦氏は,自身が作曲家を目指すようになった経緯を説明。それによると,最初は作曲家になるつもりはなかった浜渦氏だが,中学,高校で色々な音楽を聴くようになり,いつのまにか自分でも曲を作りたいと思うようになり,気がついたら作曲家を志望するようになっていたという。
 
 続いて黒田さんが,レコーディングに関するトークを披露してくれた。イタリア?ミラノに在住している黒田さんは当初,浜渦氏から「ピアノ?コレクションズ ファイナルファンタジーXIII」のオファーを受けたものの,スケジュールの都合で一度は断りのメールを送ったのだという。しかし「もしも万が一,浜渦さんがミラノに来ていただけるのであれば,実現は可能ですが……」と再び浜渦氏にメールを送ったところ,それを見た浜渦氏は即決でミラノへ飛んだそうだ。こうして,黒田さんの参加が実現したのである。

来場者から浜渦氏/黒田さんに向けての質問タイムも設けられた。「CDには入っていないが,実はピアノアレンジしたかったという曲は?」という問いに対し,浜渦氏は「いっぱいありますね。『ブレイズエッジ』とか『Choose to Fight』とか,あと『色のない世界』が評判良かったんで,それもぜひやりたかったですね」と,自身が収録したかったという楽曲を挙げ,「機会がさればもう一枚作りたい」とコメント。ファンからの要望が多ければ,第二弾の発売もあり得るかも?

 トークセッションの後は,黒田さんによって「生誕のレクイエム ? FINAL FANTASY XIII プレリュード」が演奏され,イベントが終了。この日一番の盛大な拍手が鳴り響く中,「ピアノ?コレクションズ ファイナルファンタジーXIII」の発売記念イベントは幕を閉じた。

物販会場では,9月15日発売予定のドラマCD「FINAL FANTASY XIII Episode Zero -Promise- Fabula Nova Dramatica α」も展示されていた

引用元:SEO対策 | 盛岡市

2011年3月5日土曜日

新マップ,テストフィールド,そして新衣装

 既報のとおり,MMORPG「ファンタジーアース ゼロ」(以下,FEZ)では3月24日にアップデートが行われた。新しい武器/防具や三つの新フィールドマップが追加されたほか,召還獣のバランス調整や既存マップの配置変更,スキル調整テストフィールドの実装と,かなり充実した内容だった。
 本稿では,新フィールドマップを中心に,テストフィールドや新衣装といった新要素をざっくりと紹介する。この週末には新マップで思う存分遊ぼうと計画していた社会人プレイヤーは,出撃するまえにぜひとも目をとおしておいてほしい。


試作フィールドマップがついに正式実装

まずは積極的に参戦し,地形の特徴を覚えよう


 FEZでは以前から,3種類の試作フィールドマップのバランステストが行われていた。それらが,実際にどの大陸に配置されるのかは実装後のお楽しみとなっていたが,いずれもワールド中央の「エスセティア」大陸に存在する,「アークトゥルス隕石跡」「始まりの大地」「ワーグノスの地」に実装された。新マップには,既存マップによく見られる進行不能な高台や,「ブルワーク」を建築して足止めできるような狭い通路が少なく,それほど起伏が激しくない。基本的に,幅広い通路となだらかな丘で構成されているわけだ。
 また,マップ全体に花壇や並木道,壁の残骸といったオブジェが多めに配置されているのも,古参プレイヤーにしてみればちょっと物珍しい風景だろう。

 新マップ実装からしばらく経ったが,さすがにどのマップでも戦術が定まっていない印象がある。アップデート後に初めてログインするプレイヤーなどは,どこが主戦場か分からず,右往左往してしまうのではないだろうか。戦争終了後には建築物「ブルワーク」を建てるポイントや,ジャンプで登れる崖などを探す研究熱心なプレイヤーもいるので,新たな戦術が生まれるのは時間の問題かもしれない。混沌とした戦争を楽しむなら,今がチャンスといえそうだ。

●アークトゥルス隕石跡
 中央の段々畑(のような地形)に,敵軍の侵攻を食い止める程度の人員を割きつつ,大外のルートで敵陣へ攻め込むのがセオリーになりつつある「アークトゥルス隕石跡」。見通しが良いようで微妙な傾斜がついたフィールドは,意外と死角が生まれやすく,ハイド状態のスカウトが行動するのに適している。


●始まりの大地
 中央できゅっと絞ったようなマップが特徴的な「始まりの大地」。アップデート初日は中央の橋を制圧しようとする戦いが多かったが,現時点での主戦場は北東と南西の2か所に落ち着いている。登れなさそうで実は登れる,あるいはその逆という微妙な高さの崖が続き,短剣型スカウトにとっては腕を問われるマップといえそうだ。


●ワーグノスの地
 既存マップには見られなかった,なんともいびつな形に生まれ変わった「ワーグノスの地」。ちょうど真ん中あたりのD?Eライン上が主戦場になるのだが,東側で優勢になれば西側がピンチに,あわてて西側にかけつければ今度は東が……といった状況に陥りやすい。兵力配分の難しいマップだという印象を持った。



スキルバランスはどう変化する?

一度は足を運んでほしいテストフィールド


 FEZの大きな特徴の一つとして,ウォーリア/ソーサラー/スカウトという三つのクラス間にある,三すくみの関係が挙げられる。エンチャントシステムやサブクラスによるダメージ補正が実装されたとはいえ,これを無視していては,戦場で効果的に戦うことはできない。それゆえに,クラス間の戦闘力バランスに大きく影響するスキル調整も,当然慎重に行われる必要があるわけだ。今回のアップデートでは「訓練場」にルームを作る際に,現状のスキルバランスとは異なる環境で戦える「スキル調整テストフィールド」が設定できるようになった。
 公式サイト上でも発表されているが,主な調整内容は,範囲攻撃スキルの範囲/射程距離の縮小,短剣/弓スキルの調整,スキルの足止め効果に関連する調整の3点。実際にテストフィールドで各クラスのスキルを試してみたが,ソーサラーのスキルで一部射程距離が短くなっていたり,従来は単体の敵にしか効果のないスカウトのブレイク系スキルが,複数対象に効果を与えられるなど,実装されれば戦争には相当の影響が出ると思われる。
 ただし,このテストフィールドでのスキルバランスが,そのままの状態で実装されるわけではない。FEZのSNS内に設けられている「スキルテスト意見交換コミュニティ」でユーザーの意見を募集したうえで,ゲームに反映させていくとのことだ。3月27日の時点で,同コミュニティの参加者は約1600人と,プレイヤー数に比べると若干少なく感じられる。プレイヤーは積極的にテストフィールドを利用し,新スキルバランスに関する要望を出してほしい。

スカウトのブレイク系スキルは,範囲内であれば複数の敵に対して有効。しかも射程距離は思ったより長く,実装されれば相当な脅威となる
スクリーンショットでは分かりにくいが,ウォーリアの攻撃スキル「ドラゴンテイル」は,前方への移動距離が飛躍的に伸び,ターゲットがなくても発動可能に


デザインコンテスト入賞作品の人気は上々


 わずかな性能の差より,見栄えのよさに引かれてついつい装備品を購入してしまうというFEZプレイヤーも多いだろう。今回のアップデートでも,また新たな装備品がヴィネル島のカジノの景品として追加された。アップデート翌日にちょっと街中を見渡しただけでも,多くのプレイヤーが新アイテムを装備していたが,皆さん,カジノのご利用はほどほどに……。なお,下の画面写真の中央で筆者のキャラクターが身に着けているのは新装備品ではなく,3月の期間限定イベントで入手
引用元:青森市歯科の総合情報サイト